
ロードバイクで少し前まで主流のタイヤサイズであった700×25C。
最近では28C、32Cと太い方に主流が移っていますが軽量性という点では優位であります。
まだまだ愛用している方も多いのではないでしょうか?
当店ではタイヤ交換やグレードアップに備えて、700×25C(新ETRTO準拠)のタイヤを2種類在庫しています(2025/6/9現在)。
どちらもタイヤの老舗であるIRC(井上ゴム)のものです。
この2つについて紹介いたします。
▽店の700×25Cのタイヤ概要
ASPITE PRO(アスピーテプロ) | JETTY PLUS(ジェッティープラス) | ||
種類 | クリンチャー | クリンチャー | |
用途 | ROAD | URBAN | |
重量[g] | 220 | 230 | |
TPI | 180 | 60 | |
使われている技術※ | RBCC | ○ | |
クロスガード | ○ | ||
価格税込 | ¥7,480 | ¥2,750 |
※IRCは他にも出していますが、特筆すべきと店主が考えた技術のみ抜き出しています。
以降、項目ごとに違いを見ていきます。
▽用途
ASPITE PROはロードレースで使うことも視野に入れた高性能タイヤ。
JETTY PLUSは街乗りで使うことを前提に作られています。
それでも頑丈で軽量ですので、限界走行をしないのであればロードバイクへのインストールもよいかもしれません。
▽重量
表でわかる通り2つのモデルに差は10gしかありません。
どちらもタイヤとしてみると軽量な部類です。
▽TPI
タイヤを構成している繊維(コード)の1インチあたりの繊維の本数です。
数字が大きいほど繊維が細くなり、乗り心地はしなやかに柔らかくなります。
柔らかいと転がり抵抗が少なくなります。
ASPITE PROの方が大きなTPIですので、しなやかで転がり抵抗が少なくなります。
▽使われている技術

○RBCC2
メーカーサイト曰く、RBCCとは「米ヌカから作られる硬質多孔性炭素素材RBセラミック粒子をトレッドゴムに配合するiRCの独自技術。」
店主が理解するところでは、
・配合されたセラミック粒子がスパイクの役目をはたしてグリップ力が向上する。
・セラミック粒子が抜けた後の穴が路面の水を抱え込むことで水膜を切り、ウェットでのグリップ力も向上する。
ということのようです。
「2」と付くのは旧RBCCの改良版で、転がり抵抗、摩耗レベル、グリップレベル、耐候性において全て上回っているようです。
○クロスガード
メーカーサイト曰く、クロスガードとは「強度の高い40×40tpiのナイロン繊維を用い、クロス織りメッシュで全面を補強。ドライ時・ウェット時ともサイドカットの抵抗値が約40%向上し、サイドカットに対してきわめて強い構造になっています。」
耐パンク性能の中でも特にサイドカット耐性を高める技術ということでしょう。
あまり車の通らない峠道はサイドカットを起こしやすい尖った石がゴロゴロしている場合が多いです。
特に大雨の翌日などは大変なことになっている場合があります。
グループライドなどで峠に行く機会がある場合はクロスガードが入った、ASPITE PROをオススメいたします。
▽価格
ASPITE PROは高性能タイヤの部類になりますが、その中では安いタイヤです。
JETTY PLUSはロードタイヤと比べると非常にお安くなっています。
IRCは店主が昔から使っているタイヤで、レースでもよく使用していました。
問題が起こったことは無く、信頼できるタイヤだと感じています。
タイヤのグレードアップをご検討の方、タイヤ交換が必要な方はぜひ一度お試しください!
▽ご来店お待ちしております

ワカマツサイクル
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